【2024年PRアワードSILVER受賞】【カンブリア宮殿出演】
話題の再燃。地方からグローバルへ、尽きることのない話題の創出。
熊本の老舗、フンドーダイの「透明醤油」は2019年の発売当初こそ話題を集めましたが、ブームは落ち着き、販売の勢いは停滞していました。
「社内にPRの力を根づかせたい」という社長の想いがあり、ご紹介いただいた弊社がご支援を始めました。地方発で首都圏へと展開することを見据えた戦略的なコミュニケーション構築を目指して社員の皆さんと一丸となり、取り組みを開始しました。
透明醤油だけを前面に押し出すのではなく、まずは企業全体の価値をどのように語るかを再整理することが不可欠でした。社長が掲げていたグローバル展開を見据え「醤油だけではない調味料の新たな展開をつくる」という思想を中心に据え、フンドーダイの“強みを活かしたストーリー”戦略を立案し、実施しました。

その出発点となったのが、九州で売上1位を誇る「煮物調味料」。日常の食卓に寄り添うこの商品を起点に据えることで、継続的な話題づくりと販売の連動を図り、ブランド全体への共感をじわりと広げていくアプローチです。
煮物文化を継承するというコンセプトのもと、2月6日を「煮物の日」として制定しました。(日本記念日協会認可)

これを「しあわせ、煮物時間。」プロジェクトとして立ち上げ、特設ウェブサイトの制作やレシピ動画の公開、メディア向けの情報発信まで一貫して展開しました。その結果、テレビや新聞でも取り上げられ、数年をかけて「2月6日は煮物の日」という認知が広がり、店頭での売場づくりにも結びついていきました。
フンドーダイの山村社長が抱いていたのは、「醤油はもはや醤油という形にとらわれなくていい。日本の“調味料”を世界に届けたい」 というビジョン。

その想いを形にする場所として、2022年12月、外国人観光客が多く訪れる東京・浅草かっぱ橋にアンテナショップショップ「出町久屋」が誕生します。ここはまさに企業哲学を象徴する空間であり、弊社が掲げたコンセプトは 「醤油を再発明する場所」 というものでした。
新しい調味料の世界観を提示するこの店舗は、オープン直後からメディアから注目されるよう、コロナ禍後のインバウンド回復期をターゲットに情報発信を進めました。インバウンドが訪れる醤油・調味料を販売する店舗としてメディアに注目していただき、テレビやWEBニュースなど掲載多数。発信来店客の約8割を外国人観光客が占めるなど、国際的な交流が生まれる場として一気に存在感を高めました。
この話題がさらなる話題を呼び、首都圏メディアのみならず海外メディアにも取り上げられました。
「煮物の日」やコンセプトショップ「出町久屋」の出店によってPRの基盤が整い、全国・首都圏からの関心が高まったタイミングで、透明醤油の価値をあらためて提示するための再活性化に踏み出しました。

透明醤油の最大の課題だった「使い方が分からない」という声を解消し、再び話題化させるため、私たちは、強力なビジュアル訴求を伴う「透明すぎるフード&スイーツ」プロジェクトを企画しました。
訪日客の驚きや海外での評判を“逆輸入”する形で国内波及を狙い、ノンバーバルに体験できる「脳がバグる透明すぎるレシピ」として、透明すぎるみたらし団子、透明すぎるプリン、透明すぎるポテトチップス、透明すぎる醤油ラーメンといった、視覚的な面白さが際立つ食品を次々と開発し、店舗で発表会を開催しました。
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この視覚的な面白さと、活用シーンを提示するニュースフックは、広範なメディア露出を獲得しました。主要な経済紙やビジネス誌で広く取り上げられたほか、全国ネットのテレビ番組で特集として取り上げられるなど、注目されました。
商品の話題だけでなく、熊本の老舗企業フンドーダイへの取材も多く、山村社長のテレビ東京「カンブリア宮殿」出演も実現。2024年のPRアワードグランプリではSILVERを受賞するなど、戦略的なPR活動の開始から約3年で、目にみえる大きな成果へと結実しました。
一連の取り組みによって、家庭用・業務用ともに着実な売上拡大へとつながり、浅草のアンテナショップ「出町久屋」でもインバウンドを背景に安定した販売実績にもつながりました。さらに輸出も順調に広がり、海外の有名レストランで採用されるなど、「旨味の世界展開」に向けた手応えある一歩となりました。



